クリスチャンとマッチングアプリ、クリスチャンの結婚相談所の意義は?

前回は「クリスチャンの結婚相談所「リベカ」立ち上げの時のストーリー」について書きました。

今回はクリスチャンとマッチングアプリや結婚相談所についてです。

最近は教団単位でクリスチャンの結婚について危機感を覚え、リベカにセミナーの依頼があったりします。

9月29日(日)は、日本イエス・キリスト教団の「全世代ファミリー室」主催のオンラインセミナーで「クリスチャンの結婚事情」と「教職の関わり方」についてお話しさせていただきました。

事前に質問をいただいていましたが、その中に「マッチングアプリの使い方について」の質問がありました。

もはやマッチングアプリは「当たり前」の感覚となっており、「マッチングアプリについて、どう思うか?」という質問ではなく、マッチングアプリを使うことが前提での質問だったように思います。

クリスチャンもマッチングアプリを使っている

クリスチャンも少なからず「無料で使えるマッチングアプリには、とりあえず登録しておく」と考える独身クリスチャンがいらっしゃり、実際に登録、利用しています。

リベカでご紹介した際、「あ、その方はマッチングアプリで会ったことがあります」というケースもありました。

今やマッチングアプリはクリスチャンの中でも「独身者なら利用しない手はない」と思われているようです。

実際に利用していた方に話を伺うと、無料のマッチングアプリは自分で登録し、無料で使うことができますが、お相手のプロフィールを開いたときに「足跡」(誰が自分のプロフィールを見たかがわかる機能)のようなものがつくので「結局、足跡がつくのが嫌で、身動きが取れなかった」とのこと。

それでは登録してもほとんど意味がない、ということになってしまいます。

「一般のマッチングアプリや結婚相談所だと登録者数も多く、お見合いが決まりやすいのでは?」

一般のサイトだとクリスチャンの結婚相談所と比較して格段の人数がいるため、希望をもって利用される方が少なからずいらっしゃいます。

けれどもクリスチャンが一般の無料アプリや一般の結婚相談所で、「すごくたくさんお見合いが成立するか?」というと、そうではありません。

その理由として、まず「クリスチャンを対象としていない一般の方」は、宗教が理由で対象から外す人も多いと思います。

また、一般のアプリや結婚相談所で信仰を持っていない方は、当然、聖書的な価値観や信仰をお持ちではないため、年収や学歴、外見で判断する傾向が高くなります。

2017年から日本仲人協会で一般の方を含めたサイトでのクリスチャン婚活支援をしてきましたが、約5,000名の登録者がいても、お見合いに至るのは本当に難しいです。

クリスチャン同士の結婚を願っているけれども、なかなか難しいので「一般の無料アプリや結婚相談所はどうか?」と考えて登録したとしても、実際はお見合いに至ることすら難しいのが現実です。

一般のサイトの中には「クリスチャン」と表記していない人もいる

一般の無料アプリや結婚相談所によっては宗教欄がなかったり、「クリスチャン」と表記することが必須ではないところもあります。それで、正確にクリスチャンがどの程度登録しているのかわからない場合があります。

「クリスチャン」と表記している人を見つけて、「実は私もクリスチャンなので、お見合いしていただけませんか?」と声をかけてくる方もいらっしゃいます。一定数、クリスチャンであることを明かさずに登録している方もいらっしゃるようです。

一般の無料アプリや結婚相談所を利用する際の魅力と注意点

一般の無料アプリなどは「無料」(または安価)であることが魅力であり、クリスチャンに限定していないので、全国からの登録者数の多さもまた魅力です。

最も多くの会員数を誇るマッチングアプリ「ペアーズ」の利用者数は2023年現在で2000万人を超えているそう。

クリスチャンだけでは、このような会員数とはならないですね。

しかしご存じのように無料アプリには注意点もあります。主な注意点としては

・結婚相談所のように独身証明書や給与証明、学歴証明などなどの書類の提出がない(または少ない)ため、本人確認程度の証明書で登録できてしまう。中には既婚者やビジネス目的など結婚以外の目的の人が混じっている場合も。(信用度の問題)

・自分で登録するので、どんな人なのかわからない。プロフィールだけではわからない情報が隠れていることも…。知らない相手と会う場合、危険も伴います。

・自分で登録するので、判断に困ったときに相談できる人がおらず、自分で進めていかなければならない。どう進めたらよいのかわからず、フリーズしたりストップしたり自然消滅になるなど、結局、思うように進まないことも…。身動きできなくなり、「登録している意味がない」という状態になり得ます。

「無料のマッチングアプリがあるなら、それを使えばいいのでは?」とまずは思うでしょうけれども、お金がかかっていない分、大きなリスクもあります。

そして、無料のマッチングアプリと有料の結婚相談所の最大の違いというのは、「困ったときに相談できる」ということです。クリスチャンの結婚相談所であれば、教会生活や信仰面での相談も可能なので、それは一般の結婚相談所ではできないことです。

多くの方は「出会いがあれば結婚できる」と考えていらっしゃいますが、実は現代は「出会いがない」に加えて「結婚が決められない(決断ができない)」ために結婚に至らない人が増えています。つまり、出会っただけでは結婚に至ることが難しいのです。

その部分を解消するために、クリスチャン結婚相談所型の結婚支援ミニストリー「リベカ」では、セミナーでの学び、メールやLINEでの相談を受けています。

無料でマッチングアプリに自分で登録し、自力で結婚まで進める人は本当にわずかです。たとえ自力で進める人であっても、お相手が進めない人であったらそこで止まってしまいます。

リベカの成婚率が高い理由は実はそのあたりにあり、婚活中のモヤモヤ、どう考えたらよいかわからないときに背中を押してくれるなど、結婚へ進めるようにお手伝いさせていただいています。

双方がリベカ会員である場合、どちらにもアドバイスやコーチングが可能なので適切な判断ができ、プロポーズに至った方が多くいらっしゃるのです。成婚者数は2017年から262名いらっしゃいます(2024年10月24日現在)。

「無料のマッチングアプリで思うような成果が出なかった」という独身クリスチャンの方は、ぜひリベカへご連絡ください。

 

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